「先生にも話した、療育にも伝えた、夫にも説明した。でも、なんか伝わってない」

こういう経験、ありませんか?

発達障害の子どもを育てていると、関わる大人の数が本当に多くなります。担任の先生、特別支援コーディネーター、療育のスタッフ、放課後デイ、主治医……。それぞれに「今週の様子」を伝えるたびに、私は同じ話を何度もくり返していました。

正直、それだけでへとへとでした。

今は違います。PMPの考え方とAIを組み合わせて「情報共有の仕組み」を作ったら、同じ疲れがほとんどなくなりました。先生からは「状況がよくわかって助かっています」と言ってもらえるようになり、夫との行き違いも減りました。

その仕組み、紹介します。

「伝わらない」の正体に気づいたとき

ある日、療育のスタッフから「最近、学校ではどんな様子ですか?」と聞かれました。

学校から「療育ではどうですか?」と聞かれることも多い。みんな知りたいのに、私が間に入って伝言ゲームをしている状態。しかも、伝える内容が毎回ちょっとずつ違う。

「あれ、私はいったい誰に、何を、伝えればいいんだろう」

そう感じたとき、仕事で取得したPMP(プロジェクトマネジメントの国際資格)の考え方が、頭に浮かびました。

PMP的に考えると、「整理すべきこと」が見えてくる

PMPには「ステークホルダーマネジメント」という考え方があります。

難しそうな言葉ですが、要は「関わる人たちが、それぞれ何を必要としているかを整理する」こと。

プロジェクト(=わが子の育ち)に関わる人たちを、一度リストアップしてみました。

こうして書き出すと、「同じ出来事でも、相手によって伝えるべきポイントが全然違う」ことがよくわかりました。

疲れていた理由がわかった気がしました。私は毎回、全員に同じ話をしようとしていたんです。

AIに「書き分け」を任せたら、ぐっと楽になった

関係者ごとに伝え方が違うなら、毎回自分で書き直すのは大変です。そこで試してみたのが、AIを使った「書き分け」

やり方はシンプルです。

  1. その日の様子をざっと箇条書きにする(「朝から不機嫌、給食完食、放課後落ち着いた」など)
  2. Claudeに「先生向け」「療育向け」「夫向け」それぞれの文章に書き換えてもらう

先生向けには少し丁寧な連絡帳の文体で。療育向けには専門的な観察ポイントを意識して。夫向けには今夜の対応のコツを一言添えて。

Claudeへの指示はこんな感じです。

「以下の箇条書きをもとに、担任の先生には連絡帳用、夫にはLINE用、療育には報告用として、それぞれ書き分けてください」

箇条書き1つから、3パターンの文章が数秒でできあがります。

「毎日これをやっていたんだ、私……」と少し笑えました。

仕組みを変えてから、先生に「最近、状況がよくわかって助かっています」と言ってもらえるようになりました。夫との「なんで言ってくれなかったの」という行き違いも、ずいぶん減りました。

実は、これ仕事でも同じ話です

「関わる人ごとに、必要な情報を届ける」という考え方は、ビジネスでもそのまま使えます。

中小企業やチームで働いていると、「情報共有」が属人化しがちです。

PMPではこれを「コミュニケーションマネジメント」と呼び、「誰に・何を・いつ・どの手段で伝えるか」を事前に設計します。家庭でも職場でも、仕組みを作るだけで情報共有の手間と摩擦がぐっと減ります。

「なんか社内の情報共有がうまくいっていない」と感じている方がいれば、ぜひ一度、関係者リストと伝えるべき内容を整理してみてください。

こういった仕組みづくりのご相談は、Coconalaでも受け付けています。「何をどう整理すればいいかわからない」という段階からでも、お気軽にどうぞ。

まとめ

情報共有の疲れは、「伝える努力が足りない」のではなく、「誰に何を伝えるかの設計がない」ことが原因だったと気づきました。

PMPの考え方を借りて整理し、AIに書き分けを手伝ってもらうことで、私の「伝言ゲーム疲れ」はずいぶん軽くなりました。

同じように複数の関係者と情報を共有している方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

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