「考えすぎじゃない?」

夫にそう言われた夜、私は自分の感覚すら信じられなくなりました。
長女のことをいちばん近くで見てきたのは私なのに。

長女の就学が近づいてきたとき、「どっちが正解なの?」と何度思ったかわかりません。
調べれば調べるほど、答えが見えなくなっていくような感覚でした。

夫婦で、真逆の答えを出していた

うちは、夫婦でまったく違う意見を持っていました。

私が望んでいたのは、特別支援学級
長女のことをいちばん近くで見てきた者として、少人数でサポートが手厚い環境に入れたかったんです。

一方、夫は「できるだけ普通のクラスで過ごしてほしい」という気持ちが強かった。
「支援級に入れなくても大丈夫じゃないか」というのが、正直なところだったと思います。

同じ子どもを育てているのに、こんなにも見え方が違うのか、と戸惑いました。

学校の先生と話して、ひとつの答えを出した

どちらが正しいか、二人だけでは決められなかった。
だから、小学校の先生に相談することにしました。

長女の特性を伝え、日常の様子を話し、何度も話し合いを重ねた結果、通常学級に在籍しながら、週1回の通級指導を受けるという形に落ち着きました。

普段はみんなと同じ教室で過ごして、週1回だけ別の教室で個別のサポートを受ける。
「どちらか」ではなく「両方」という選択肢があったことに、正直ほっとしました。

コロナが、私たちには「ラッキー」だった

ちょうどその時期、コロナ禍が始まりました。

「最悪のタイミングだ」と思う方も多かったと思います。でも正直に言うと、私たちにとってはある意味ラッキーだったんです。

夫の会社がリモートワーク中心になったことで、夫がこれまで以上に子育てに関われるようになった
私が限界になりながら動かしてきた毎日に、夫が並走してくれるようになった時期でもありました。

夫婦でいっしょに療育の先生やカウンセラーの話を聞き、同じ情報を受け取るうちに、夫の見え方も少しずつ変わっていったと思います。

転機になったのは、カウンセラーの方から「お子さんが今できていることは、ここまでの積み重ねがあってこそです」と言われたとき。
その帰り道、夫が「俺、わかってなかったな」とぽつりと言いました。

「やりすぎじゃないか」と思っていた夫が、「ここまで丁寧にやってきたんだな」と言うようになるまで、だいたい4年かかりました。

幼児期の療育が、今の長女をつくっていると思う

振り返ってみると、今の長女があるのは、幼いころからの療育の積み重ねのおかげだと感じています。

通常学級でなんとかやっていけているのも、週1回の通級で支えられているのも、就学前にコツコツと積み上げてきたものが土台になっているから。

「こうすればよかった」「ああすればよかった」という後悔は、正直あまりありません。
あのとき、できることはやってきた。そう思えているのが、今いちばん大事なことかもしれません。

答えは、その子によって違う

就学の選択に「これが正解」はないと思います。

うちが選んだ「通常学級+通級」が、すべての子に合うわけじゃない。
逆に、特別支援学級を選んで、のびのびと力を発揮している子もたくさんいます。

一つ言えるとしたら、「どっちか」で悩むより、学校の先生や支援者に話を聞いてみることが近道だったということ。

もし今、同じように悩んでいるなら、ひとりで抱え込まないでほしいな、と思います。
夫婦でも意見が違っていい。むしろ、それくらいいろんな目線で考えてあげてほしいから。

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